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新潟・燕三条で150年続く割烹料亭「遊亀楼魚兵」
- 「遊亀楼 魚兵(ゆうきろう うおひょう)」は、創業明治元年に燕三条の地で商いを初めて150年が経ちます。 初代、結城兵資(ゆうき ひょうすけ)から世襲で代々守られてきたこの店は、現在7代目当主、結城義博(ゆうき よしひろ)が料理長を勤めています。
創業より、脈々と受け継がれる伝統は、いくつもの時代を超え、革新を続けながら現在に至ります。 創業当時から飾らず、愚直に積み上げてきた歴史を日本料理で表現し、訪れるお客様にこの土地の文化を伝えることが、私たち「遊亀楼 魚兵」の目指している在り方です。
そして、先祖代々守り抜いてきた私たちの在り方と、お料理を通じて感じるこの土地の文化を、しっかり次の世代へと受け継いでいきたいと考えています。 -
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150年の暖簾を守るためにできること
- 長年、会社の会合などでご利用いただいておりましたが、昨年からのコロナ感染症の拡大により、ご予約のあった会社の会合や宴会・法事法要がキャンセルとなり、大きな影響を受けました。
暖簾を守るためには、150年の歴史を守るためにはどうしたらよいか。
地域の方々に魚兵の味をお届けするにはどうしたらよいか。
考えに考えた末に、たどり着いたのが、店頭での老舗割烹の職人が作る弁当の販売です。
魚兵が位置している三条市は、一度雪が振り出すと、大雪の日は20~30㎝の積雪を記録する地域であり、夏は昔ながらの建物が多く建ち並び、密集した街並みで風の通り抜けが悪く、体感温度は40℃以上を感じる地域です。
老舗の暖簾を守り、伝統を継承していくため、大雪の日も、真夏日も店頭で自ら弁当販売をしたのが、フードディレクターの梅沢久美子さんです。 -
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梅沢久美子さんの紹介
- 調理師専門学校を卒業後、結婚出産を経て、実家の「遊亀楼 魚兵」に入る。燕三条は金物加工、キッチンウェアやカトラリーが多く作られている地域であり、経済・文化・歴史・価値・日本食文化を、若い人たちに伝えていく活動の必要性を実感し、フードディレクターの仕事を始める。
社屋や工場、屋外施設に出向いたケータリングは、今まで日本料理を楽しめることができなかった場所での提供を可能にし、空間とカトラリー、その場で調理するお料理などが合わさり、日本料理をお座敷以外でも存分に演出できる様に工夫を凝らしています。
場所を選ばない「遊亀楼 魚兵」のケータリングを、自店の看板となるまでに成長させました。
「遊亀楼 魚兵」の伝統は、革新を続けながら、これからも新たなことに挑戦していきます。 -
- フードディレクターの梅沢久美子さん
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商品について
- 今回ご提供する商品は、老舗「遊亀楼 魚兵」が手掛ける、新潟の郷土料理と、新潟の原料を使用したお惣菜の詰め合わせです。老舗の味をご家庭でもお楽しみいただけるセットです。
「煮菜(にな)」
煮菜とは、新潟の一般的な家庭料理です。読んで字のごとく、菜っ葉を煮たものですが、他と異なる点は、漬物の菜っ葉を煮付けることです。新潟県は冬になると、畑が雪でおおわれてしまうため、葉物野菜の収穫ができませんでした。そのため、昔から冬の青菜類は、干葉や塩漬けに頼っていました。新潟県内でも家庭や地域により出汁の取り方や、中に入れる具材も異なるため、「煮菜」と言えども、ほぼ同じ味は存在しないと言っても過言ではありません。
「佐渡産銀鮭の焼き漬け」
味噌を十分に染み込ませるため、脂の多過ぎない佐渡産銀鮭を使用しています。日本海の荒波で育った銀鮭は身が締まり、さっぱりとした上品な脂が特徴です。
「越ノ鶏味噌漬け」
ヨモギとハーブを食べて育った越乃鶏は、上品な脂としっかりとしたコクを残した、柔らかで美味しい鶏肉です。
「下⽥豚味噌漬け」
地元、新潟県燕三条地域の奥座敷「下田(しただ)」エリアで育った下田ポークを使用しています。柔らかな肉質と甘みがある脂身が特徴で、独特な豚臭さもなく、旨みだけをしっかりと楽しめる豚肉は、味噌漬けとの相性抜群です。 -
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- ご購入より10日程度でお届け